Herb RyokuCha LIFE

365日水出しハーブ緑茶生活

2018/8/4
匠の緑茶
お茶の味と子供の味覚

お茶を飲む子

子供の味覚は、大人が思う以上に敏感です。
特に渋味や苦味に、大人以上に反応してしまうため
ピーマンが苦手な子供が多いのは、当たり前のことなのです。

以前働いていた日本茶のサロンで…
小学生の子達に、いろんなお茶を飲ませてあげていた時のこと。
大人よりもぬるめに、苦渋味少なめに淹れてあげるのですが、
味の感じ方はその子の食習慣によって、かなり左右されていると
感じました。

いつも、お茶の味のわずかな違いをも感じていた女の子は、
両親がお寿司屋さんで、普段から緑茶をよく飲んでいるとのこと。
(お茶の渋味も好きだと話していました。)
かたや、普段は麦茶しか飲まないという子は、緑茶の渋味が苦手と
言っていました。

また、ある日本茶インストラクターの方は、
最近は小学校にお茶の淹れ方教室に行っても、
三煎めのお茶が一番美味しい!って言われることが
多いんだよー(困)と、話していました。
(三煎めが、普段飲み慣れているペットボトルの
お茶の味に似ているから、という理由だそうです。)

そしてお茶の仕事をしていて感じたのは、お茶屋さんは
普段からお茶をたくさん飲んでいるせいで、
濃いお茶=美味しいお茶
と思い込んでいる方が多い!ということです。
(お茶屋さんで出される来客用のお茶の濃いこと!(苦笑))

味覚は食習慣や年齢によってさまざま。
お茶だけでなく、天然のだしの美味しさも
わからなくなっている人が増えています。
わかりやすい味、苦渋味のない味が美味しいと、
いつの間にか思い込まされていることに(企業戦略?)
憂いてしまいます。

そういう方にお茶の美味しさを伝える時には、
慎重にならなければいけません。
お茶の普及には、味覚力を磨くことの啓蒙が
欠かせないと、本気で感じています。
味覚力の低下はさまざまな弊害を引き起こします。
まだまだ一般的には、味覚力が低下している!
という危機感は薄い方が多いようで、なかなか
伝わりにくいのですが…
苦味も渋味も、自然の旨味も美味しく感じられる、
日本人特有の味覚を取り戻さねばと切に思います。


ASAMI