キンモクセイシロップ

きんもくせい

夏と秋が交差する季節

見上げた空は、高さの違う夏雲と
秋雲が流れ行く、行き逢いの空。

日差しに夏の名残を感じつつ、
爽やかな秋風に火照った心を
ゆっくりと静めて...

季節の変わり目を感じられるのも、
四季がある日本ならではだなぁと、
しみじみ嬉しくなります。

秋風に吹かれて届く、きんもくせいの香り

子供のころ、あまりの香りの良さに、
きんもくせいの花を集めて水に浮かべて
飲んでみたことがあります。(笑)

もちろん、
きんもくせいを水に浮かべただけの、
お世辞にもおいしいとは言えない
代物でしたが、中国では昔から、
きんもくせいの香りをお茶にまとわせたり、
お酒に漬けたり、シロップにしたり…
色んな活用をしています。

なぜ、日本では一般的ではないのでしょう?
もったいないなぁ…

…ということで、
今日はきんもくせいのシロップを
作ってみました。
(“きんもくせいのシロップ”と検索すると
いろんなレシピが出てきますよ。)

 

香りづけに使ったのは
日本でも手に入れやすい桂花陳酒。
(白ワインにきんもくせいの花を
漬け込んだお酒です。)
お茶に加えてもいいし、
杏仁豆腐などに加えてもOK。

寒暖の差が激しいこの時期。
急に寒さが増した日は、
ちょっと熱めの棒茶
きんもくせいのシロップをプラス。

秋の香り華やかなお茶に早変わりです。

きんもくせいのお茶1